五・七・五のリズムに乗って17音で2月を詠みます。
俳句のように季語を入れた17音のショートポエムです。
肩肘はらずに詠んでいます。

● くちどけの チョコの熱さに 春まぢか (2/1)

● 雪雑り 冬の分かれ目 海苔を巻く (2/2)
● 厄落し 笑顔が集う 恵方巻き (2/3)

● 天気予報 立春寒波の 雪だるま (2/4)
● 浅き春 ぐるぐるストール 包まれて (2/5)
● 寒いっす 春は届かぬ 宅配便 (2/6)
● 加湿器の 水が霧へと 化粧する (2/7)
● 雪誘う 冷たい風に 街静か (2/8)
● 薄氷の 塊キラリ クリスタル (2/9)

● 赤色の バレンタインの日 リボン掛け (2/10)
● チョコソース ラテのハートが 花を待つ (2/11)
● 甘い菓子 載せる言葉に 梅匂う (2/12)
● 永遠の ワンサイドラブに 松雪草 (2/13)
● 柔らかな 時間と生チョコ 春二人 (2/14)
● 余寒なお スイッチ入れる 足の裏 (2/15)
● 合格の BGMと 桜シフォン (2/16)
● 鮮やかな 緑をキープ ほうれん草 (2/17)

● 苺ジャム サクサクデニッシュ 春の音 (2/18)
● まだ遠い 雨水の空に 冬溶けぬ (2/19)
● 湿り気を 帯びたため息 寒き春 (2/20)
● イエローが 春を呼び込む 花一輪 (2/21)
● 春装の パンプス響く 春の音 (2/22)
● 祝日の 青い空さえ 凍返る (2/23)
● 薄紅の 菓子に花見の 香りあり (2/25)
● 確申の マイナで迷う 春一番 (2/26)
● ふんわりと 揺れるミモザの 一筆箋 (2/27)
● ゆっくりと 一駅歩く 木の芽風 (2/27)
● 梅の花 ポンとはじける 蕾たち (2/28)
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